「冬ソナ」ロケ地としても知られる江原道を代表する市場
韓国旅行の醍醐味のひとつが市場見物。日本ではなかなか見られなくなった昔ながらの市場の姿は、郷愁を感じさせると同時に、新たな発見があるものです。韓国には、首都であるソウルにも数多くの有名市場がありますが、地方に行ったときには、その土地の在来市場に行くというのも、その土地の雰囲気を感じられてよいものです。春川中央市場も、そんな地方の在来市場のひとつ。江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)は、「冬のソナタ」で主人公たちが学生時代を過ごした街であり、ロケ地としても使用された中央市場は、近年は外国人観光客も多く訪れる観光スポットとなっています。
春川最大の繁華街、春川明洞に隣接
春川中央市場が位置するのは、春川きっての繁華街、市の中心部にある春川明洞(ミョンドン)の突き当たり。「冬のソナタ」で、チュンサンが事故にあったのも知らずにユジンがひたすら待ち続けた街灯から100メートルほど南に、アーケードの入り口があります。1940年代ごろから農産物を物々交換する場として商人たちが集まり始めたのが春川中央市場の由来だとか。1950年代に市場としての形が整い始め、1960年には株式会社として運営されるようになりました。延べ12,402平方メートル、店舗面積7,602平方メートルの中に、300件ほどの店舗が集まる、江原道を代表する市場です。
「冬ソナ」ロケ地として知られる春川明洞 市場の中心であるアーケード アーケードの外にも店が立ち並ぶ
日常生活に必要なものならなんでもそろう、豊富な品揃え
春川中央市場では、食料品、生活必需品、雑貨、金物、衣類など、日常生活に必要なありとあらゆるものを扱っています。また、地方都市であるだけにソウルに比べると物価が安めなのも魅力のひとつです。品目ごとに区画が分かれてはいませんが、大まかに分けると、入り口のゲートから続くアーケード部分は、「韓服(ハンボッ)通り」とも呼ばれるように、韓服の店を中心として衣料品の店が多く並んでいます。それをはさんで、左右に立つビルの1階部分は、服飾雑貨、靴、ふとんなど、さらに横道に入っていくと、生鮮食料品などを扱う昔ながらの市場の姿を見ることができます。
<衣料品・服飾雑貨>
市場の入り口から続くアーケード周辺は、近年になって近代的にリモデリングがされた部分。若者も訪れる市場を標榜しているだけあって、道の真ん中に出ている露店では、最近流行のアイテムなども扱っています。
中央アーケードには衣料品の店・露店が並ぶ ▶
韓服の店も多い
(ピンクの子供用韓服89,000ウォン) 睡眠ズボン(10,000~20,000ウォン) ソウルよりもずっと寒冷の江原道
冬季は防寒グッズが充実
イヤーマッフル(12,000ウォン) 帽子(12,000ウォン) 流行のネックウォーマーも
靴の取り扱いも多い ウィッグ(3,000~5,000ウォン) もちろんヨン様靴下も
<各種専門店>
同じく中央のアーケードには、時計店、宝石商、玩具店、寝具店など、各種専門店が入店しています。
レトロな香り漂う時計店 間口の小さなおもちゃ屋さん ちょっと懐かしい雰囲気のする品揃え
結婚指輪などを中心に扱う宝石商 韓国らしいカラフルな色彩のふとん 動物の形の枕が山積みに
<横道に入ると昔ながらの風景が>
中心部から横道に入ると、食料品や日用雑貨を扱った店舗が集中しています。
牛や豚の肉を扱う精肉店 店先で鶏をさばくおばさん お祝い事には欠かせない餅
露店に積み上げられた食料品 乾物屋さんの店頭 日用雑貨もこの通り
市場内には美容院もあるんです 積み上げられた練炭
春川中央市場内の「冬ソナ」ロケ地スポット
春川と言ってはずせないのが「冬のソナタ」。この春川中央市場でも、「冬ソナ」ロケ地となったお店があります。それが、チュンサン(ペ・ヨンジュン)が食事をしたトッポッキ屋さん。春川中央市場のアーケード入り口、向かってすぐ右にあるのがそのお店です。店のおばさんは、ドラマ中ペ・ヨンジュンが支払いをするのにお金を渡したまさにその人。大勢押し寄せる観光客にも最早慣れたもので、気さくにおしゃべりや写真撮影に応じてくれますので、ぜひ声をかけてみてください。また、市場奥には、ユジンのお母さんが働いていた衣料品店も。こちらは撮影当時とは品揃えやインテリアなど、ずいぶんと雰囲気が変わってしまいましたが、今でもロケ地ツアーで訪れるポイントの一つです。
チュンサンが食事をしたトッポキ店 写真撮影にも気軽に応じてくれるトッポッキ店のおばさん(中央) ユジンの母が働いていた衣料品店
地方に行ったらその土地の在来市場へ
春川に行った際にはぜひ訪れたい、春川中央市場。特に買い物をしなくても、その土地の空気を感じながら散策するだけで楽しいものです。コネストでご用意している「冬のソナタ」南怡島・春川ロケ地巡りでも立ち寄りますので、ロケ地めぐりとあわせて行かれるのはいかがでしょうか。また、近くには、春川名物タッカルビを味わえる専門店街、「春川明洞タッカルビ通り」もありますので、食事はぜひタッカルビをお召し上がりください。
◆アクセス 国鉄南春川(ナムチュンチョン、Namchuncheon)駅からタクシーで約5分(3,500ウォン)。タクシーで、「チュンチョンチュンアンシジャン」と伝えてください。